本年度の展示部のテーマは「無為自然の海」です。海には私たち人間の手が加えられていない世界が広がっており、そこでは独自の進化を遂げた生物が暮らしています。無為自然とは、孔子があるがままの生き方を人間へ説いた言葉ですが、それ以前より海の中では移ろいゆく環境に身を任せ進化してきた生物が今日もあるがままの姿で生きています。 そこで私たちは、鴻洋祭にご来場いただいた皆様に生物展示やタッチプールを通じて生き生きと動く生物の姿や特徴をご覧いただき、実際に触って体験することで海を身近に感じていただきたいと考えています。
ここで用いた写真は過去の鴻洋祭の写真です。
①海に関する展示
場所： 水産学部 第1実験室
水槽内に出来るだけその生物が生息する環境を再現することで皆様に自然界での生物の営みを想像して頂けるよう考えました。
併せて、深海魚のサンプルの展示を行います。これらの生物の特有の生態や海に関わる様々な出来事について、イラストを交えたパネルを展示致します。
海についてより一層興味を持っていただければと考えています。
パネル内容
【A1】 ・生物濃縮とは ・ライフスタイルと進化 ・魚のかたち ・口と食べ物 ・生きた化石
【A2】 ・性転換
タッチプール 昨年同様 水産学部第1実験室横にタッチプールを設置します。
気温が高いのでプールの生き物には大変な環境です。
いろんな海の生物に直接触れてもらうことで、新たな発見をしていただきたいと考えております。
はさみや棘をもつ生物に関しては処置を施し、危険のないように配慮致します。
